今年の秋は異常に暑いですね~。
気学的に考えてみると、土用の間の土気が弱っているので、夏の気がなかなか衰えない為でしょう。
一つの季節は『生(せい):生まれて』『旺(おう):栄えて』『墓(ぼ):没する』で構成されており、その『墓(ぼ)』の働きにより、季節を終わらすための殺気(土気)が地面から湧き、季節が移り変わります。気学には「宝典盤」という便利な盤があります。以下に張り付けておきます。
ちなみに年の墓の方角(丑:北東)が建物の鬼門の方角にあたります。
冬の墓は季節より大きな区切りの年を没する意味もあるのでそれだけ大きな土気なのでしょう。
土気の湧く方角は土気による殺気が多いので鬼門となります。
そして、その一年でもっとも大きい殺気を振り払うために節分があるのです。
もちろん、人間の人生においても同じような生・旺・墓があるかと思います。
子供→青年→大人→老人と成長していくにも、土気が必要なのではないでしょうか。
人生を送ってきて、足りていない土気は、カウンセリングや鍼灸で補うことが可能かと思います。